もう一度『あずみ』を読む[14]【描かれる思春期と性】―時代物アクション漫画の最高傑作―

[第14回] あずみの思い出を気ままに振り返っています。

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『あずみ』で描かれる思春期と性 – その絶妙なバランス

少年誌風の絵柄で描かれる『あずみ』だけど、性にまつわる描写が意外と多い。青年誌だからこその表現なのか、それとも最初からこういう描写を入れたかったから青年誌を選んだのか。それは分からないけれど、個人的には作品の中でちょうどいいアクセントになってると思う。

刺客の少女の物語である以上、裸のシーンが出てくるのは避けられない。でも『あずみ』の場合、単なるサービスシーンではなくて、ちゃんと文脈があって、リアリティがある。

少年たちとあずみ – 青春期ならではの関係性

特に印象的なのが、ひゅうがとあずみのやりとり。ずっと一緒に過ごしてきた仲間だからこそ、思春期を迎えた少年たちにとって、唯一の少女であるあずみが気になって仕方ない。作品の中心テーマではないんだけど、そこを正面からさらっと描いているのが面白い。

この場面では、結局ひゅうがはあずみの裸を見られずに、逆に自分の方が見られてしまう。しかもそのときに「昔はもっと…」と幼少の頃との対比があるから、生々しさが加わって思春期特有の息づかいが感じられる。

このあと話が進んでも、ひゅうがは執拗にあずみの裸を見たがっては、失敗をくりかえすという、ちょっとエロキャラの側面ももっている。

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大人の男たちの視線 – 現実味のある危うさ

逆に大人の男たちからは、常にじとっとした視線を送られている。ちょうど思春期に差し掛かったあずみは、男たちにとってのちょうどいい性の標的になっている。

弥衛門様は、これがあるから最後首を切られても、全く同情されなくなってしまったと思う。逆にいえば、この日までは変な気を起こさずにいたということなので、もともとはそんなにいやらしい忍者でもないのだろう。ふっと魔が差したその後、悲劇的に命が絶たれるとすると、とても不運な人だと思う。

それにひきかえ、倉次郎は出会った瞬間から、胸をもんでくる始末。こいつはもうどうしようもない。

……つづく

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『あずみ』

  • 著者: 小山ゆう
  • 出版社: 小学館
  • 連載誌/レーベル: ビッグコミックスペリオール / ビッグコミックス
  • 連載期間: 1994年 – 2008年
  • 全巻数: 全48巻(文庫版は全24巻)
  • ジャンル: アクション漫画・時代漫画

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