[第7回] あずみの思い出を気ままに振り返っています。
キャラクター強さ相関図
基本的に短い戦闘シーンとあって、『あずみ』に出てくる敵キャラクターを強さでランク分けするのは意外に難しい。また、そこに意味はないのだろう。そういう漫画でもない。
ただ、魅力的なキャラクターが多いので、どうしても何らかの形で並べたくなるというのが人の情だ。また、戦うことのないキャラクター同士で、あるはずのない戦闘を空想するのも楽しい。その際に、誰がどの剣術レベルにいるのかはかなり重要になる。
各キャラクターのあずみとの対戦を振り返って強さを考察しながら、図表で示してみたい。
座標
縦軸に力、横軸はスピードとした。ほかにも技や戦略やタフさなどいろいろ導入したい項目はあるものの、複雑になりすぎても見にくいので、シンプルにこの二つで表現してみる。
もちろんただの主観からくる考察にすぎないのと、また、読み返しているうちに変わったりするので、軽い気持ちで見てください。
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配置の解説
現状の図における、キャラクターの配置の解説をしていくと
なち
まずなちの位置について、あずみとのVSシーンの考察通り、見た目の体格よりも力は若干弱めと判断した。また、なちが最も強い(あずみを除いて)という子供ら全員の意見の一致により、スピードを高めて全体で一番強い位置にした。
うきはと月斎
うきはと月斎は、まだ考察は載せていないのだけど、佐敷三兄弟との戦いを見ての評価。あとから考察書きます。
猪蔵と飛猿
猪蔵と飛猿の位置は、彼ら直接の絡みから、猪蔵のほうが忍びの技が上と見てスピードは猪蔵。VSあずみを見ると、抑え込んだ飛猿に対して、あずみにスープレックスを決められた猪蔵ということで力は飛猿とした。
井上勘兵衛
井上勘兵衛は、あずみに唯一刀傷を負わせているのと、のちの家康陣への大立ち回りを加味して、高めに評価。
成田と柳太郎
成田と柳太郎については、まずは片桐兵の戦闘力の考察から始め。「下谷の忍者とはちがう!」といううきはの感想と、油断とはいえながらが殺されたことから、手練れの戦闘力はそれなりに強いと判断。その中でも二人は最上位と予想。そして、集団にも関わらず子供らに大敗したのは、スピードについていけなかったことが原因。よって、スピードは低く、力を強い配置にした。また柳太郎は、あずみに切られながらも立ち続けるという異様なタフさを見せているので、それも力のベクトルに評価した。
たとえば、柳太郎VSながらがあったとしたらなら、深手は負わされるものの、最後は柳太郎が勝つのではないかと予想する。さらに、あまぎなら死に際に相打ちくらいに持ち込む事も考えられる。
さすがに柳太郎VSひゅうがは厳しいとは思う。佐敷の次男からしっかり勝ちきったひゅうがは、この手のタフな相手にも強さを見せたので。
なち
倉次郎と弥衛門は、右下のスペースを埋める貴重な存在として使わせてもらう。
……つづく
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『あずみ』
- 著者: 小山ゆう
- 出版社: 小学館
- 連載誌/レーベル: ビッグコミックスペリオール / ビッグコミックス
- 連載期間: 1994年 – 2008年
- 全巻数: 全48巻(文庫版は全24巻)
- ジャンル: アクション漫画・時代漫画
ブログ内リンク
- 時代物アクション漫画の最高傑作『あずみ』を振り返る[8]【キャラクター強さ相関図】
- 時代物アクション漫画の最高傑作『あずみ』を振り返る[7]【猪蔵VS飛猿、猪蔵VSあずみ】
- 時代物アクション漫画の最高傑作『あずみ』を振り返る[6]【勘兵衛VSあずみ、飛猿VSあずみ】
- 時代物アクション漫画の最高傑作『あずみ』を振り返る[5]【成田慎蔵VSあずみ、滝沢柳太郎VSあずみ】
- 時代物アクション漫画の最高傑作『あずみ』を振り返る[4]【なちVSあずみ、倉次郎VSあずみ、弥衛門VSあずみ】
- 時代物アクション漫画の最高傑作『あずみ』を振り返る[3]【死生観と思想2】
- 時代物アクション漫画の最高傑作『あずみ』を振り返る[2]【死生観と思想】
- 時代物アクション漫画の最高傑作『あずみ』を振り返る[1]【『あずみ』を読んだきっかけ】
小山ゆう 作品リスト
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